ロボットビジョン
ろぼっとびじょん
Robot vision
Robot vision
ロボットビジョンとは、ロボットアームなどの産業用ロボットに取り付ける画像センサーのことです。ロボットビジョンがあることでロボットはものの形状や空間を認識できるようになり、より柔軟で複雑な動作が実現できるようになります。
ロボットビジョンがなく画像認識ができない従来の産業用ロボットでは、あらかじめ「ティーチング」と呼ばれる作業で定められた座標軸とタイミングに基づいてしか動作することができませんでした。そのため、作業工程に送られる素材や部品は位置や角度を正確に揃えることが必要になり、乱れが生じるとロボットが対応できず、生産工程が停止してしまうような事態が発生することもありました。
しかしロボットビジョンがあれば、視界の範囲内で条件に合致する形状の素材や部品をロボットが認識することで、不揃いな状態で生産工程に送られてきても作業を行うことが可能です。
これにより、整理をせずとも生産工程に送れ、また形状の異なる複数の商品を捌けるため、省人化や生産工程の整備費用の削減や効率化が図れるようになります。